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排卵検査薬を使っても妊娠しない場合は

排卵検査薬を使っても妊娠しないとモヤモヤしていませんか。以下の2点を確認してください。

排卵検査薬で妊娠しない

排卵検査薬を使っても妊娠しない場合に確認すること

  • 1日2回検査しているかどうか
    できるだけ排卵前にタイミングをとることが望ましいので、排卵検査薬よる陽性反応が出始めるときを見逃さないためにも朝夕の2回検査するのが大事です。
    費用を抑えるために使う本数を少なくしていませんか?日本製は高いので、海外製だと値段をあまり気にせず使用できます。
    【関連記事】国内製と海外製排卵検査薬の違い。おすすめと購入方法
  • 排卵検査薬が正常に反応していない原因はないか
    水分をとりすぎると、尿中のLH濃度が薄まりうまく反応しない場合があります。朝に検査して濃い陽性が出たのに昼には薄くなり、また夕方に濃くなった!なんてこともあります。水分は摂りすぎついつもどおり適度に摂取してください。
    また多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の人は、LHが多く分泌される傾向があるので、排卵検査薬では正確に排卵日を知ることができない場合があります。この場合は早めに医師に相談してください。

実は一番妊娠しやすい日は排卵日ではない

タイミングをとりながら妊娠を目指す場合、排卵日が一番妊娠しやすいと思われていますが、実はそうではないようです。

2002年に、妊娠に至った夫婦生活はいつ行われたのかを調査した研究結果があるのですが、その研究では排卵日の5日前から排卵日までに行われた場合に妊娠したという内容でした。その中でももっとも妊娠しやすい日は排卵日の2日前ということです。

さらに、排卵前はおりものが増え、精子が通りやすいように女性側で準備されているのですが、排卵後はおりものが減ってしまい精子の通りも悪くなります。できるだけ排卵する前にタイミングを取るのがいいですし、精子の寿命の多くは3日というのもあり、排卵2日前がゴールデンタイムと言えます。

排卵検査薬を使って陽性反応が出るのは排卵の36時間(±12時間)前ですので、陽性反応がでてからタイミングをとるともっとも妊娠しやすい2日前を逃すことになります。

ではなぜ私は排卵検査薬を使うことをおすすめしているのか。
それは、

夫婦生活の回数を多くできないのが現実

だからです。

そらね、生理が終わってから排卵まで数回夫婦生活があるほうが妊娠できる確率が高いのは想像ができますよね。ゴールデンタイムの2日前も逃さないでしょう。
でも・・・、若いカップルだとそういうことも可能ですが、
結婚して時間が経つとだんだん少なくなりますよね・・・。(汗)

夫には言えませんが、できるだけ少ない回数で成功したい・・・。何度も誘うのはイヤ。と思ってる方も多いと思います。(私もそうでした。とくに二人目妊活時。笑)
排卵日は一番妊娠しやすい日ではないですが、排卵検査薬をつかうことで妊娠の可能性のある日を確実に知ることができます。1日2回は検査をしてLHが分泌される時間をいち早くとらえておくと排卵前にタイミングをとることも可能です。
そういう理由から、まずは排卵検査薬を使ってみるのがいいと私は考えています。

そして、自分の排卵日がある程度予測できるようになったら排卵日の5日前から可能な日で、尚且つできるだけ2日前になるようにタイミングを取ってみるという方法も試してみてください。

それでも妊娠しないときはお医者さんへ

不妊検査

1日2回検査した。陽性の反応はしっかり確認でき、夫婦生活もできた。それでも妊娠しない場合、なにか他の原因があるのかもしれません。できるだけ早く医師に相談することが妊娠への近道になります。
排卵のタイミングを知るには超音波による計測が一番正確です。医師に排卵のタイミングを見てもらいつつ、一般的な不妊検査もしてもらえると自分の体の状態を詳しく知ることができます。原因がみつかれば治療もできます。

以前は2年以上妊娠しない場合「不妊症」と言われ、2年経ってから診察を受けるというイメージがありましたが、現在は晩婚化の影響もあり2015年から1年間に変更されました。しかし、この1年というのは妊娠を希望する年齢によっては当てはまりません。30代前半では1年、35歳からは長くて半年、40歳以降では妊娠したいと思った時が受診のタイミングと言われています。

「1年経たずに行くと医師に怒られる」というものでもないので、早めに行くことは問題ありません。

でも、私は以前イヤな思いをしたことがあります。

私が流産をしたのは2013年のことでした。まだ不妊症の規定が2年間だったころです。
体調が落ち着いてから3回タイミングをとり妊娠しなかったので不安になり近所のレディースクリニックに行ったのですが、そこの医師に「不妊じゃない」と鼻で笑われながら言われました。たしかに、以前妊娠したので不妊ではないのですが、今後妊娠しない場合についての相談や、ホルモンの検査などしてほしかったのですが、そいうこともなく、あっさり診察が終わりました。あまり真剣に向き合ってもらえず、鼻で笑われ私はとてもイヤな気持ちになりました。
結局、その後も妊娠せず、違うクリニックにお世話になり長女を出産することができました。

妊娠ができる期間は長くはありません。医師が信頼できない場合、転院も考えてみていいと思います。

あ、すこし話がずれてしまいましたが、排卵検査薬で妊娠しない場合は、病院へ行くタイミングだと思います。

 

平成29年4月より不妊治療だけでなく不妊検査の費用も助成されます!

東京都では35歳未満のご夫婦に不妊検査の助成を行っています。
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/07/12/10.html

他の道府県でも実施されていると思いますので、お住いの地域を調べてみてください。

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