切迫早産 妊娠

切迫早産で入院するまでの経過やMFICUでの1日のスケジュールなど。34週でまさかの入院。

2017/04/19

切迫早産で入院
34週0で切迫早産となり入院しました!臨月まであと少し、ここまできて入院になると思っていなかったので油断してしまいました。妊婦健診に行ったその日におうちに帰れずそのまま入院となり焦りました。入院までの経過と入院中のスケジュールを記録しておきます。

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切迫早産で入院。入院までの記録

26週で頸管長が短いと診断され34週で入院

妊娠26週
妊婦健診時、頸管長が29ミリでやや短いと言われました。でも、1人目が早産ではないのでおそらく大丈夫とのこと。里帰り出産するなら早めに帰ってくださいと言われましたが仕事があったのですぐには帰れませんでした。様子をみるため毎週内診を受けることになりました。
張り止めのお薬(ウテメリン)を飲んで、安静ぎみの生活をするようにと指導がありました。

妊娠27週
頸管長30ミリ。現状維持していました。

妊娠28週
頸管長26ミリ。これ以上短くなったら大学病院に転院してもらうので、里帰りするなら今すぐしてと言われました。入院もありえるので長女のお世話のことを含め入院は里帰り先でするほうがいいのか、自宅でする方がいいのか検討してくださいとのことでした。張り止め薬が1日3錠から4錠に増えました。
夫と入院した場合のことを話し合いました。入院した場合、長女は保育園に行ける環境のほうがいいと思い里帰りはやめることにしました。
診察の帰りに必要になりそうな入院グッズを買ってもしもの入院のための準備を始めました。

妊娠29週
頸管長29ミリ。先週から短くはなっていないませんでした。長くなったように見えても、短くなった頸管長は長くはならないそうです。お腹の張り具合や測った時の誤差で長くでることはあっても短くなったときの長さが正しい値なので、前回の値が正しいということです。

妊娠30週
頸管長25.5ミリ。その日のうちに分娩予定の大学病院に転院。転院先でも内診しましたが、結果は同じ。1週間ごとの診察はなくなり、2週間ごとの妊婦健診の際に内診するだけになりました。この時期は25ミリを切ると切迫早産の診断になるということでぎりぎり切迫早産ではないと言われました。張り止めのお薬も飲まなくていいと言われました。

妊娠32週
頸管長25ミリ。現状維持でした。この時期、20ミリ以下だと入院するそうです。ここ最近、お腹の張りは落ちつているように思っていました。もともとはこの時期に里帰りする予定だったので、「里帰りしても大丈夫だったな〜」とのんきに思っていました。

妊娠34週0日
頸管長15ミリ。NSTで3分間隔の張りが計測されたので、そのまま家に帰れずに入院することになりました。現在入院中。

以上、私が切迫早産で入院するまでの記録です。
30週で大学病院に転院したときに診ていただいた先生があまり深刻そうな感じではなく、安静指示もなく張り止めの薬も飲まなくていいということで、ここまできたらだいぶ安心なのかなと思いましたができるだけ無理せず過ごしていました。でも、用意していた入院グッズから普段よく使うものを出して使ったあと元に戻さなくなっていたり、上の子のお世話はしなくちゃいけないし抱っこをしたり食料品を買いに近所に出かけたりと気が緩んでいました。
34週の健診では臨月まであと2週間なのでもう入院はないだろうと勝手に判断していたのですが1センチも短くなっていて驚きました。先生はここまできたら自宅で様子を見てもいいけど入院のほうがいいとのことでした。
上の子のことが気がかりでしたが、自宅に帰ると安静にはできないことや経産婦だから進み出すと早いということで、夫とも相談し少なくとも2週間は入院することになりました。

入院初日から24時間の点滴が始まりました。しかし、産科病棟の入院フロアは歩いてもよく、お腹の張りがなければ毎日シャワーOKだったので安静度はそれほど高くないようでした。

切迫早産は何ミリ以下になると入院になるのか

子宮頸管長が短いと先生に言われると、「何ミリになったら入院しなければいけないのか・・・」と不安に思いますよね。
実は今の所、正確なガイドラインがないそうです。病院によって違うし、その人の妊娠数週や子宮口の柔らかさ、お腹の張り具合など総合的に判断されます。私が大学病院に転院する前に診てもらっていた先生は25ミリ以下になったら入院するところが多いというお話でした。

MFICUでの入院生活の1日

MFICUとは?

MFICUとはMaternal Fetal Intensive Care Unitの略称で母体胎児集中治療室という意味です。24時間体制で母体と胎児の管理をしてくれます。
切迫早産や妊娠高血圧症、妊娠糖尿病、多胎妊娠などハイリスクな妊婦さんが入院する場所です。
私は入院当日、普通の病室に入っていたのですが部屋が空いたということですぐにMFICUに入院しました。それほど重症でもないのにMFICUに入った理由は、おそらく部屋が空いていたということではないかと思いました。
そんな手厚い看護のある病室で個室ということで入院費用が心配になりました。個室料金がかかるのかと思っていましたが、MFICUは「治療の必要があり入っている」ということで差額ベッド代はかからないようです。1日にかかる医療費は高いのですが健康保険が適用されるということです。しかし、保険適用できる期間は2週間と決められていてそれ以上になると病院側は保険点数を高く請求できなくなるので、おそらく2週間したら一般病棟に移ると思います。(大人の事情ですね。)または重症妊婦さんが入院してきた場合に移動するようです。

費用については退院後に公開できればと思っています。

MFICUでの1日

MFICUは24時間体制での管理がされるので一般病棟より手厚い看護があります。以下は私の入院中のおおまかな1日の流れです。

  • 6:30 赤ちゃんの心音の確認
    たいていこのときに睡眠から目覚めます。
  • 8:00 朝ごはん
  • 9:00 NST、体温・血圧・脈拍測定、点滴の確認
  • 12:00 お昼ごはん
  • 15:00 シャワータイム
    シャワーを浴びるときは点滴を一時的にはずすので、何かあった時のためにスタッフが多い日中に入らなければいけなくて私はこの時間に入っていました。
  • 17:00 点滴の確認
  • 18:00 夕ご飯
  • 20:00 赤ちゃんの心音の確認
  • 21:00 消灯
    個室なので周りに気を使うことなく枕元の電気をつけて23時頃まで起きていました。

以上がだいたいの1日の流れです。このほかに、体調をみて必要なときに超音波検査や内診が行われます。それ以外はすることがなく時間を持て余すので暇つぶしグッズが必要です。
24時間管理体制なので夜中もなんども看護師さんが見回りにきてくれます。ありがたいのですが、その度に目が覚めました。この時期はお腹がおおきくなり膀胱が圧迫されるのでトイレにも頻繁に起きてぐっすり眠れた日はありませんでした。
私が入院していたMFICUは一般病棟の個室より広く、設備もきれいで快適に過ごせました。娘が来ると賑やかになりますが、気兼ねなく面会ができたのはありがたかったです。

私はフロア内を歩いてもよかったのですがそれ以外は出ることができず、病院内に売店や図書館などもあったのですが行くことができなかったのでお買い物ができず不便でした。でも週に2~3回ほど移動売店が来てくれていましたので限られた商品の中での購入は可能でした。看護師さんにお願いすれば車椅子で連れて行ってくれるということでしたが、なんだか申し訳なくて頼んだことはありません。

まとめ

反省したこと

今回の入院で反省したことがあります。それは産後の準備を終わらせていなかったことです。
出産は初めてではないのである程度のものは揃ってはいるのですが、退院後すぐ使う赤ちゃんの服の水通し、長女のときに使ったもので今は使わなくなってしまって仕舞いっぱなしの赤ちゃんグッズの確認などやり残していることがあります。順調に臨月で退院できたらいいですが、もしかすると退院してすぐに陣痛がくるかもしれません。そうなると準備している時間がありません。
もう入院はなさそうだからぼちぼちやろうと思っていたときの急な入院だったため、もっと早くに終わらせておいたらよかったと思いました。

頸管長が短いと言われたら

まずは張り止めを飲んで自宅安静になる場合が多いようです。あまり無理はできませんが、万が一の入院準備をはじめてください。出産時の入院グッズとほとんど同じなのでそのときにも役に立ちます。上のお子さんがいてまだ小さく、保育園に預けていない場合は保育園の一時登録やベビーシッターさんの登録などを済ませておいたほうがいいですね。安静にするためにも妊娠中の利用をおすすめします。産後にも使えます。
出産の準備は妊娠の経過が順調であっても9ヶ月頃には始め、臨月に入るまでには終わらせておくと安心です。

最後に

以上が入院することになった経過と入院中のスケジュールでした。入院当初は毎日時間が過ぎるのが遅かったですが、慣れてくるとだんだん1日があっという間のように感じてきました。ただ、早産にならないか不安になることもあるし、毎日ほとんど寝てばかりだったので生産性のあがらない日々にネガティブな気持ちになることもありました。でもお腹のなかで子供を育ててるんだ!何もしていないわけじゃない!と思うことで気を持ち直していました。
私の入院は2週間の予定でまだ短い方ですが、長い場合では2ヶ月以上も入院される方もいらっしゃるそうです。長い入院期間を乗り越えるために心構えと準備はしておいたほうがいいですね。
あってよかった入院グッズや暇つぶしグッズなどを別のページでまとめておきます。

【関連ページ】切迫早産で入院になったときのための入院グッズ準備リスト

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